2025.12.16
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こんにちは、大阪の阪急茨木市駅前のみやの矯正・小児歯科クリニックです。
当院では、インビザラインによるマウスピース矯正治療に際し、多くの場合一時的にワイヤー矯正を併用しています。
なぜマウスピース矯正なのにワイヤーを併用するのか、どのように使用するのかについてお話していきたいと思います。
一昔前であれば「マウスピース矯正」という言葉を患者様から聞くことはありませんでしたが、現状としては患者様とお話をしていても「マウスピース矯正」について認識されている方が多く、一般的に広く周知されてきていると感じます。
マウスピース矯正の普及に伴い、トラブルの際の駆け込み寺として矯正専門歯科医院に来院される方のマウスピース矯正でのトラブルの割合が非常に多くなってきたと実感しています。
そのトラブル例として
・何年もやっているのに終わらない
・治療終了と言われたが、最初のシミュレーション通り歯が動いてない
・治療終了したが、歯や口元がでてしまっている
・マウスピースをきちんと使っていたのに、治らないのは使用時間が短いせいにされる
といった内容が非常に多いです。
シミュレーション通りきちんと動く方とそうでない方が確実にいるということを実際に治療を行って感じます。
もちろん使用時間が短いため想定通り動かないことは当たり前なのですが、問題なのはきちんと使用時間を守り、顎間ゴムなどこちらの指示もきちんと守っているにも関わらず動かないケースがあることです。
マウスピース矯正の教科書やセミナーでも、そのような想定されるケースや対応方法が書いてありますが、実際にそのように対応しても結局改善しないこともしばしばです。
このような事態に直面した時に思うことは、「ワイヤーであれば治せる」と感じる場合は多いです。
そういった経験から当院でマウスピース矯正治療を開始する患者様へは、思うような動きが起こらない場合はワイヤー矯正を一時的に併用することに同意していただきます。
ネットで検索しても
「技術があればマウスピース矯正のみで改善できます」
「他院で無理と言われた歯並びの方でも、当院であればマウスピース矯正で治療可能です」
そのように謳っている素晴らしい技術を持った先生もいらっしゃいます。
マウスピース矯正の世界でも、著明な先生が何人も大阪で診療所を開設しています。
そもそもマウスピース矯正では難しい歯並びの方、どうしてもワイヤー矯正の併用が許容できない方に関しては、初めから当院で矯正治療は行わずそのような先生方のクリニックで相談するように勧めています。
マウスピース矯正には得意、不得意があり、開咬などの矯正治療やすきっぱの矯正治療はマウスピース矯正は得意です。
一方で骨の状態や歯牙の形態によっては歯のねじれがうまくとれないこともあります。
そのような方には、開咬を治す全体的なメインの治療はマウスピース矯正で行い、歯のねじれなど細かい苦手な箇所をワイヤー矯正で補うという方法が最も効率的であり、マウスピース矯正とワイヤー矯正のいいとこどりが可能となります。
当院で矯正相談をされる方の多くが、マウスピース矯正を絶対にしたい方ではありません。
なぜならホームページをみてもマウスピース矯正を強く勧めているクリニックではないことは明らかだからです。
「自分の口の中の健康を第一に、一番良い方法で治療を行いたい」
「しいていえばマウスピース矯正の方が良い」
このように自分が行う矯正治療についてマウスピース矯正の選択肢もあるものの、専門家の判断で治療方法は変更しても良いという方が当院で矯正治療を行っています。
歯がまっすぐになっておらず、右上の犬歯のねじれはのこったままで、これで矯正治療が終了と言われた。
最初のシミュレーションではもっとしっかりきれいに並んでいた。
〇〇〇ラインというマウスピース矯正で何十万も支払っているとのことで来院されました。

費用のことや、治療期間、矯正中や矯正後に神経の処置やかぶせ物の治療といった一般歯科治療が必要であり歯の形が変わってしまうことを踏まえ、患者様と相談したうえ、ワイヤーの部分矯正にて対応した症例です。
ワイヤーであれば24時間持続的に力がかかるのですが、それでも右上の犬歯のねじれはかなり動きが悪かったです。
このように一般的な歯の動きに比べて、特段歯の動きが悪いことは事前のシミュレーションでは反映しにくく、実際に治療をしてみてわかることもあります。

この症例は、前歯が噛めない開咬の改善を主訴で来院されました。
開咬はマウスピース矯正が得意は歯並びであるため、マウスピース矯正にて改善を行うこととしました。

奥歯の移動などスムーズに進む一方で歯の細かなねじれなど、マウスピース矯正では苦手な箇所の移動がシミュレーション通り行かなかったため、ワイヤー矯正を併用しました。
ワイヤー矯正を併用することでマウスピース矯正が苦手な箇所を円滑に補うことができました。
この症例ではマウスピース矯正の治療期間が約2年に対し、ワイヤー矯正を併用していた期間は約4か月でした。
ワイヤー矯正とマウスピース矯正は、
どちらにも得意不得意があり、絶対的な治療方法ではなく、相互に補完し合う関係性です。
ワイヤー矯正だけしか対応していない
マウスピース矯正だけしか対応していない
そのような場合は、その装置の得意しか享受できず、不得意の部分がうまくいかずトラブルが起こることがあるので注意しましょう。
お子さんの生え変わりや歯並びのことなど、ご不安な点や、気になる点があれば一度ご相談ください。
みやの矯正・小児歯科クリニック
大阪府茨木市別院町4-15 別院町・掛谷第6ビル
記事の監修者情報| 院長 宮野 純一
(みやの矯正・小児歯科クリニック)
矯正治療はもちろん、子供の成長発育や小児歯科治療に関しても専門医から直接指導を受け自己研鑽してきました。 子供矯正のスペシャリストとして保護者が安心して任せられる矯正治療をご提供しています。
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