大人になってからの矯正治療について

茨木市駅より徒歩2分 歯並び専門歯科

ご予約・問い合わせ072-625-8898

診療時間
9:00-12:30/14:00-18:00休診日 木曜・祝日

大人になってからの矯正治療について

Blog最新記事

大人になってからの矯正治療について

大人になってからの矯正治療について

こんにちは、大阪の阪急茨木市駅前のみやの矯正・小児歯科クリニックです。

子供の矯正治療と大人の矯正治療は大きく異なります。

今回は大人の矯正治療についてお話していきたいと思います。

 

大人になってから矯正治療は可能なのか?

矯正治療は何歳以降はできないなどはありません。

歯や歯周組織が健康であれば、何歳からでも矯正治療を始めることが可能です。

「歯や歯周組織が健康であれば」という箇所がポイントであり、実際には年齢を重ねていけばいくほどむし歯や歯周病の問題が大きくなってくるため、80歳や90歳で矯正治療を行う方はほとんどいません。

一方で、最近では一般的にも口腔への意識向上のおかげもあり、50歳や60歳になってもむし歯や歯周病の問題が少なく矯正治療を行う方も増えてきています。

 

大人になってから行う矯正治療のメリット

大人になってからの矯正治療の目的として、見た目の改善だけでなく、健康面での改善を目的とすることも多いです。

歯並びが悪いことにより、磨き残しが多く虫歯や歯周病のリスクが高くなっている場合や、奥歯でしか噛んでいないなど噛み合わせが悪いことで歯のすり減りや破折のリスクが高くなっている場合があります。

このような問題を解決することが大人になってから矯正治療を行う大きなメリットとなります。むし歯が原因で歯を失ってしまった場合に、使用していなかった親知らずを矯正治療にて使用できる場合なども大きなメリットでしょう。子供の矯正治療と異なり、基本的にはいつ始めても結果が変わることはないため矯正治療開始のタイミングを選べることもメリットと言えます。

 

大人になってから行う矯正治療のデメリット

大人になってから矯正治療を行うデメリットは

・子供のように顎を拡げたりできない分、抜歯矯正となる可能性が高くなる

・子供に比べて痛みを感じやすい

・歯肉退縮、ブラックトライアングルが出現しやすい

・歯根吸収による相対的な歯周病の悪化

・口元が下がった場合にしわができやすくなる

・2年から3年など矯正治療の間は通院が必要となるため、転勤転居があると難しい場合がある

・むし歯や歯周病の問題があると、矯正治療が複雑となる

といったことが挙げられ、デメリットを踏まえた上で矯正治療に臨む必要があります。

最後に記載している、「むし歯や歯周病の問題がが大きな場合」は矯正治療よりもむし歯治療や歯周病治療の重要度が増すため、当院のような矯正専門歯科医院だと治療が困難な場合もあります。

そのような場合は、一般歯科と高度に連携をとっている矯正専門歯科もしくは、矯正治療が得意な一般歯科の先生の元で矯正治療を行う方が良いでしょう。

 

大人になってからの矯正治療の例:①前歯で噛めない開咬症例

初診時:40代女性

主訴:前歯で噛めない

治療期間:約2年

治療内容:インビザライン・IPR・顎間ゴム

費用:基本検査22000円・精密検査38500円・契約料88万円・調整料99000円

治療上のリスク:歯磨き不良の場合はむし歯や歯周病になる可能性・習癖や成長に伴う後戻りの可能性・根吸収や歯肉退縮の可能性

前歯が噛み合わず、奥歯でしか噛んでいない状態を開咬と言います。開咬の方は奥歯の過重負担が原因で加齢変化とともに奥歯を失いやすいかみ合わせと言われています。ご本人様も客観的な見た目の改善よりも奥歯の負担や、将来の歯への影響を心配され矯正治療を希望されました。

当院はワイヤー矯正がメインの矯正歯科ですが、骨格的な問題が大きくない開咬の場合はインビザラインのようなマウスピース矯正が最も簡便に改善できます。もちろんワイヤー矯正よりもマウスピース矯正の方が使用時間の厳守などご自身で頑張っていただく必要はありますが、開咬の場合はマウスピース矯正をお勧めすることが多いです。矯正後は保定装置としてマウスピースを継続使用する必要があります。開咬の方は、後戻りしやすいため半永久的に夜間はマウスピースを使用することもあります。

大人になってからの矯正治療の例:②手前の歯の抜歯・親知らずの使用

初診時:20代男性

主訴:抜歯しないといけない歯があり、親知らずを代わりに使用したい(他院からの紹介)

治療期間:約9か月

治療内容:部分矯正・ブラケット・ワイヤー・LA

費用:基本検査22000円・精密検査38500円・契約料88万円・調整料165000円

治療上のリスク:歯磨き不良の場合はむし歯や歯周病になる可能性・習癖や成長に伴う後戻りの可能性・根吸収や歯肉退縮の可能性

予後不良の左上7を抜歯後、部分矯正にて左上8の牽引・排列を行った例となります。

左上7の状態が悪く抜歯適応です。(黄矢印)

左上7抜歯後、左上8が自然に生えてくるのを待ち(青矢印)

リンガルアーチとワイヤーを使用し、約9か月で排列しました。

矯正後、仮歯の修正をしていただき治療は終了となります。

この方のように全体的な歯並びに問題はないものの、むし歯が原因で抜歯になってしまった場合に矯正治療が効果的な場合があります。

矯正治療にて本来であれば使えなかった親知らずを使用し、インプラントや入れ歯を回避することができました。

 

大人になってからの矯正治療の例:③予後不良歯の抜歯・出っ歯の改善

初診時:20代男性

主訴:出っ歯が気になる

治療期間:約2年6か月

治療内容:ワイヤー・抜歯矯正

費用:基本検査22000円・契約料22万円・調整料49500円

治療上のリスク:歯磨き不良の場合はむし歯や歯周病になる可能性・習癖や成長に伴う後戻りの可能性・根吸収や歯肉退縮の可能性

右下6の状態が悪く長期的な予後が不明でした。(黄矢印)

主訴である出っ歯の改善のためには一般的には小臼歯と呼ばれる歯を抜歯しますが、予後不良であった右下6を分割して抜歯し(青矢印)そのスペースを利用し出っ歯の改善を行った症例です。上顎は通法どおり4番目の小臼歯を抜歯し、約2年半で排列しました。(全顎矯正)矯正後、仮歯の修正をしていただき、治療は終了となります。

大人の方の場合、抜歯矯正になることも少なくありません。その際に以前に大きなむし歯治療の既往がある場合、矯正治療だけで考えると選択しない歯を抜歯することがあります。通常よりも矯正治療が長くなってしまうことや付加的な装置の使用が必要となることもありますが、矯正が終了した時点では大きなむし歯があった歯は無くなり、将来的にその歯を失ってしまうというトラブルが矯正治療によって避けられる場合もあります。

 

大人になってから矯正治療は医学的な意味合いが大きくなる

将来、歯を失ってしまわないように

今失ってしまった歯に対してインプラントや入れ歯を避けたい

大人になってからの矯正治療は、見た目だけでなく医学的な意味合いが大きくなります。

矯正中のクリーニングなど歯周病のケアも大切となります。

子供の矯正治療と同様、大人の矯正治療も歯科医院によって治療方針が様々です。

きちんとお話を聞き納得したうえで治療を受けていただけたらと思います。

当院はこどもの矯正治療専門となっており土曜や夕方は子供矯正のみご予約可能です。

大人の方の矯正治療は平日午前中に来院できる方のみ対応しています。

 

お子さんの生え変わりや歯並びのことなど、ご不安な点や、気になる点があれば一度ご相談ください。

茨木・高槻の矯正歯科専門医院

みやの矯正・小児歯科クリニック

大阪府茨木市別院町4-15 別院町・掛谷第6ビル

 

 

 

記事の監修者情報| 院長 宮野 純一
(みやの矯正・小児歯科クリニック)

矯正治療はもちろん、子供の成長発育や小児歯科治療に関しても専門医から直接指導を受け自己研鑽してきました。 子供矯正のスペシャリストとして保護者が安心して任せられる矯正治療をご提供しています。

Junichi Miyano

経歴

  • 2006.3 大阪星光学院高等学校卒業
  • 2012.3 大阪大学歯学部卒業
  • 2012.4〜カノミ矯正・小児歯科クリニック(姫路市)にて勤務
  • 2020.8 みやの矯正・小児歯科クリニック開院

所属

  • 日本矯正歯科学会 / 近畿東海矯正歯科学会

to top