2026.10.17
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こんにちは、大阪の阪急茨木市駅前のみやの矯正・小児歯科クリニックです。
「MRIを撮ることになったのですが、矯正器具は外したほうがよいですか?」というご質問を頂くことがあります。
これはMRIを撮影する医科の先生が、マニュアル的に矯正器具が入っている場合は歯科医師へ確認してから撮影することとなっているためだと思います。
MRIは狭いトンネル状の空間に入ることや検査中の大きな音のストレスなどの問題はありますが、レントゲンやCTと違い放射線被ばくがなく、多くの情報を得ることができるため、体に問題が起こった場合に医科では撮影する機会の多い装置です。
今回は矯正装置が入っている場合のMRIについてお話したいと思います。
MRIは、強い磁場とラジオ波を使って体内の様々な原子から微弱な信号を受け取り、体の中の構造を詳細に映し出す画像を作り出します。
このとき、体内や体の周囲に金属があると、信号が乱れて画像が歪んだり、場合によっては見えなくなってしまいます。
アクセサリーやホッカイロなど取り外しのできる金属はもちろん撮影時に外せば問題ないのですが、歯の詰め物や金属製のインプラントが原因で画像がぼやけたり、黒く抜けてしまったりすることがあります。そのため、金属がある場合、画像が不正確になり医師が正しい診断を行うことが難しくなるのです。
MRIは、RFという電波を何度も使用して画像を得ています。電子レンジに近いような仕組みのようです。
金属のような電気伝導率の大きいものは火傷を起こすほどの高温になるため注意が必要です。
MRIは強力な磁場を使って撮影を行います。
そのため、ステンレスなどの金属装置はMRIの磁力によって引き寄せられてしまいます。
矯正器具には磁性体と、非磁性体のものが混在するため注意が必要です。
MRIは強力な磁場を使って撮影を行います。
そのため、MRI撮影後磁力が弱まる可能性が報告されています。
ごくまれに矯正器具で磁力を用いた装置があるようですが、基本的にはかなり稀なケースでありあまり心配はないでしょう。
MRIを撮影する前に矯正装置を外すかどうかは、撮影する部位と矯正装置の素材、アーチファクトによる診断への影響の重要度によって決まります。
胸より下の部位を撮影したい場合は、基本的には矯正装置の影響はなく外す必要はありません。
首あたりになると矯正装置を外したほうが良い場合も出てきます。
鼻や頭を撮影したい場合は、基本的には矯正装置が画像に影響を与えるため、外したほうがよいことが多いです。
その撮影理由が、「何も問題がなさそうだけど念のため撮影しておくか」という程度のものか、「命に係わる重要な診断のため撮影が必要」かどうかでも大きく変わってきます。
当院では、お医者さまより「このまま撮影してもいいですか?」と聞かれた場合には、基本的にはそのまま撮影をしてもらっていますが、「できれば外してください」と言われた場合はできる限り外すようにしています。
それは歯科矯正よりも、医科の診察のほうが重要度が高いと判断しているからです。
矯正器具の種類によっても考え方が変わってきます。
基本的に外すことが比較的大変かつ再装着が手間、再作成など費用がかかる装置、毎回来院時に取り外しを前提としているワイヤーなどに分かれます。
ワイヤーの種類の中でも、序盤から中盤で主に使用するにニッケルチタンとよばれるワイヤーは非磁性体であり、はずさずに撮影してもらうこと可能です。
(発熱の心配はありますが、いままでそれで大きなやけどを負われたことは聞いたことがありません。)
中盤から終盤で使用するステンレススチールとよばれるワイヤーは磁性体であるため、来院が可能である場合にはワイヤーだけ外すこともあります。
ワイヤー以外の装置は基本的には歯にしっかり装着されており、MRIによる磁力で引っ張られても外れたりする可能性は低いため、外さずに撮影してもらいます。
基本的には矯正装置がついていても、ほとんどのケースで安全に撮影できるのでご安心ください。
まずは医科の先生の指示を仰ぎ、必要があれば矯正歯科へ相談してください。
撮影する部位と矯正装置の素材、アーチファクトによる診断への影響の重要度を考慮して対応を検討します。
お子さんの生え変わりや歯並びのことなど、ご不安な点や、気になる点があれば一度ご相談ください。
みやの矯正・小児歯科クリニック
大阪府茨木市別院町4-15 別院町・掛谷第6ビル
記事の監修者情報| 院長 宮野 純一
(みやの矯正・小児歯科クリニック)
矯正治療はもちろん、子供の成長発育や小児歯科治療に関しても専門医から直接指導を受け自己研鑽してきました。 子供矯正のスペシャリストとして保護者が安心して任せられる矯正治療をご提供しています。
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