2026.07.02
こんにちは、大阪の阪急茨木市駅前のみやの矯正・小児歯科クリニックです。
「歯並びはきれいだから問題なさそうですね。」
そんな風に言われていても、小学校6年生から中学1年生くらいに生えてくる12歳臼歯にトラブルが起きることがあります。
今回は12歳臼歯に起こりやすい歯並びのトラブルについてお話したいと思います。
6歳臼歯(第一大臼歯)や12歳臼歯(第二大臼歯)は加生歯とよばれ、乳歯が抜けて生えてくる歯ではなく、乳歯列の後方(奥)に付け加わるようにして生えてくる永久歯です。
前歯や犬歯は乳歯と入れ替わるように永久歯に生え変わるため、基本的には乳歯の真下に永久歯が存在します。
加生歯である12歳臼歯(第二大臼歯)は、実は生える前は上顎の12歳臼歯はやや外側を向いており、下顎の12歳臼歯はやや内側を向いているといわれています。(赤矢印)
顎の大きさにゆとりがある場合は、基本的には傾いていた歯がまっすぐに直立する方向へ移動しながら生えてきます。(黄色矢印)
顎の大きさにゆとりが少ない場合、傾斜したまま生えてきてしまうことがあります。 (赤矢印)

12歳臼歯が傾斜したまま生えてきてしまうと、上下の12歳臼歯がかみ合わずすれ違うように位置してしまいます。
これをはさみの刃に見立てシザースバイト(ハサミ状咬合)と呼びます。
シザースバイト(ハサミ状咬合)は原因が
・上の歯だけにある場合
・下の歯だけにある場合
・上下の歯ともに問題がある場合
の3つに分かれます。
また、上下の歯は噛み合うまでどんどん伸びるように進んでしまいます。
ですので歯が生えたばかりの状態であれば軽度のシザースバイト(ハサミ状咬合)となりますが、放置すればするほど(年齢が高くなればなるほど)すれ違いの程度が大きくなり、改善が難しくなっていきます。



マウスピース型矯正装置であれば上下のマウスピースの厚みのおかげで上下のロックを開放した状態で歯を動かすことができるため容易に動かすことが可能です。

従来のワイヤー矯正であれば、はさみ状咬合の噛みこみが深い場合、手前の歯を支えにかみ合わせを挙上し、はさみ状咬合の歯を浮かせるように対応しながら歯を動かすため複雑な装置が必要となります。

12歳臼歯は基本的には下顎からから生えてくることがほとんどです。
その後半年から1年程度期間がずれて上顎の12歳臼歯が生えてきます。
そのタイムラグを利用して、下顎12歳臼歯が中側に傾斜して生えてきた時点ですぐに改善することでシザースバイト(はさみ状咬合)にならずに済むことがあります。
このような問題が起こりそうな兆候があった際にすぐに改善すれば短期間で容易に改善できる問題もあり、8歳から9歳くらいから1期治療を開始し矯正中の管理下の中で生え変わりを経過観察することの大きなメリットといえます。
お子さんの生え変わりや歯並びのことなど、ご不安な点や、気になる点があれば一度ご相談ください。
みやの矯正・小児歯科クリニック
大阪府茨木市別院町4-15 別院町・掛谷第6ビル
記事の監修者情報| 院長 宮野 純一
(みやの矯正・小児歯科クリニック)
矯正治療はもちろん、子供の成長発育や小児歯科治療に関しても専門医から直接指導を受け自己研鑽してきました。 子供矯正のスペシャリストとして保護者が安心して任せられる矯正治療をご提供しています。
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